EDを治療する方法としては、日本でも認可され、医師の処方で入手することができるED治療薬も数種類あります。
しかし、これらED治療薬は保険適用外であるため、1錠1,500円~2,000円と高価です。
また、ED治療薬には、鼻づまりや顔の紅潮、激しい動悸や偏頭痛などの副作用があったり、病院で受診するのが恥ずかしいために
抵抗感を持つ方が多いようです。
ホーファーリサーチ社の登録商標である食品素材の「ピクノジェノール®」は、フランス南西部の海岸部に生育するフランス海岸松の樹皮から抽出される天然の植物エキス。ピクノジェノールには、プロアントシアニジンなどのポリフェノール類をはじめとする、40種以上の有機酸が含まれ、ビタミンCの340倍、ビタミンEの170倍もの非常に強い抗酸化力を持っています。動脈や静脈、毛細血管の機能維持に働くため、老化とともに血管の機能が低下し、男性の勃起機能が低下するのを防ぐと期待されています。
1,000kgもの樹皮からわずか1kgしか抽出できない貴重な成分でもあります。
「アルギニン」はアミノ酸の一種で、成長ホルモンの分泌促進、筋肉の増強作用、血流改善、免疫機能の向上に関与します。血管内で血管の拡張を促す「一酸化窒素(NO)」の原料となり、勃起を引き起こす役割も担います。男性に多い末梢血管疾患の症状を改善した、狭心症の患者の運動体制を向上させ生活の質を改善したといった報告もなされています。
ピクノジェノール®には、一酸化窒素合成酵素(eNOS)を活性化させる働きがあります。このため、一酸化窒素(NO)の原料となるアルギニンと一緒に摂取することで、血管内での一酸化窒素の合成が飛躍的に高まり、血流が改善されることによって勃起を引き起こしやすくします。
つまり、ピクノジェノールとアルギニンの組み合わせは、男性にとって心強い味方ということができます。
この「ピクノジェノールとアルギニンの組み合わせによる勃起改善作用」は、米国で特許を取得しています(US: 6565851)。また日本でも特許を出願中です。
25歳~45歳の軽度の勃起障害の患者40人に最初の1ヶ月間L‐アルギニンだけを摂取してもらい、2ヶ月目をピクノジェノールとL‐アルギニンの両方を摂取し、3ヶ月目にはピクノジェノールの摂取量を増やして勃起機能を比較した。
ピクノジェノールとL-アルギニンの両方を摂取すると勃起機能改善は著しく改善し、ピクノジェノールの摂取量を増やすと一層その傾向が高まった。
Stainslavov et al,J Sex Marital Ther,29,2003より
*数値をグラフ化しています。
EDの男性を対象に、「ピクノジェノール®」と「アルギニン」を同時に摂取していただいたところ、アルギニンを1ヶ月摂取した場合に比べて、アルギニン1ヶ月摂取後にピクノジェノールとアルギニンを摂取した場合では、高い勃起機能改善効果が確認されました。
アメリカでは、加齢とともにEDの症状がみられることは珍しくなく、医療機関を積極的に訪ねる男性も増えています。
そんな中、勃起不全で悩む男性に、ピクノジェノールとアルギニンの同時摂取が有用であることが分かってきました。
私が担当医師として加わった臨床試験では、ピクノジェノールとアルギニンを同時に摂取したED患者のうち、80%以上の方に有効性が確認されたのです。
EDの原因は、ストレスや暴飲暴食、肥満などさまざまですが、特に、加齢に伴う男性ホルモンの減少、糖尿病や動脈硬化など生活習慣病に起因することがよくあります。ピクノジェノールとアルギニンの同時摂取は、そうした勃起機能低下の影響を抑えるのに役立つと考えられます。
アメリカでの臨床試験担当医師
スティーブン・ラム氏
(ニューヨーク大学・医学博士)
軽度の勃起障害患者を対象に、1日にピクノジェノール80mg+Lアルギニンアスパラギン酸3gを6週間摂取してもらい、摂取前後に勃起機能に関する国際基準アンケート(IIEF=国際勃起機能指標)を行うとともに、計器によって勃起時の陰茎強度を測定した。
Lamm et ai., Eir Drug Res, 11, 2003より